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単一波長の光が色素性疾患のターゲットとなるメラノサイト内のメラノソームに吸収され、熱エネルギーを生じて組織を破壊する治療で、QスイッチND:YAGレーザーの波長532nmで皮膚の浅いところの色素性疾患を、波長1064nmで深いところの治療を行うものです。

●対象疾患

日光性(老人性)色素斑
皮膚科外来のしみと呼ばれる疾患の大半を占めるもので、加齢と共に増加するために老人性の名が付けられていますが、正しくは加齢ではなく、光老化といって紫外線による皮膚障害です。
後天性真皮メラノサイトーシス
皮膚の深いところのメラノサイトの増殖に起因するアジア民族の特有のしみの一種と考えられています。半年に一回の頻度で2〜3回の
治療が必要です。

●料金表(個疹の直径の総和で)

カウンセリング料
2,200円

10mm未満
11,000円
25mm以上30mm未満
33,000円
10mm以上15mm未満
16,500円
30mm以上35mm未満
38,500円
15mm以上20mm未満
22,000円
35mm以上
44,000円
20mm以上25mm未満
27,500円
 
(税込み価格)



Q1、光治療との違いは何ですか?
A1、光治療はしみを構成するメラニン含有細胞にマイルドな温度障害を与えることによって少しずつ色素の軽減を図る治療であるのに対して、レーザー治療の場合はメラニンを破壊することによって色素を消滅させることが可能です。

Q2、一回でとれるのですか?
A2、はい、日光性色素斑なら一回で可能ですが、後天性真皮メラノサイトーシスのような皮膚の深いところにメラニンが存在する場合は、数回かかることがあります。

Q3、レーザー治療後は皮膚が真っ黒になると聞きましたが?
A3、いいえ、これは炎症後色素沈着といってすべての人に発生するわけではありません。統計的には4割くらいの頻度といわれていますが、そのうちの約8割は術後のケアの悪かった人、残念ながら注意事項を守れなかった人です。炎症後色素沈着は予防可能です。

Q4、炎症後色素沈着はどのくらい続くものですか?
A4、治療後術後ケアの上手く出来なかった場合、照射後1〜2ヶ月で発症し重症の人で4〜5ヶ月続きますが、どんなにひどい人でも半年以内には消えていきます。ひたすら我慢です。

Q5、術後ケアとはどのようなことですか?
A5、簡単に言うと、いじらない、余計な刺激を加えないことです。気にして度々触る、厚化粧する、スクラブ洗顔してしっかり落とす、これら皮膚への過刺激行為はメラニンの過剰産生を引き起こし炎症後色素沈着を招来します。

Q6、実際の治療後の処置、経過を具体的に教えてほしいのですが?
A6、はい、施術直後は炎症と痛みの緩和目的に保冷剤で4〜5分冷却します。その後照射部位に湿潤環境を保つ目的でハイドロコロイド製剤の絆創膏を貼ります。大きさは照射部位に一致でそれ以上大きく貼る必要はありません。約10日間(中日に一回自分で貼りかえる)貼ってもらいますが、この上からお化粧、洗顔可能です。この10日間が非常に大事で、我慢出来ずに早く勝手にはがして触ってしまった人ほど炎症後色素沈着が生じやすくなります。

Q7、光治療より痛いと聞きましたが?
A7、いいえ、光治療の場合は温度障害なので火傷した時の熱い感じですが、レーザー治療のそれは輪ゴムではじかれた感覚です。日光性色素斑の場合はほとんどの人は麻酔等の前処置を必要としませんが、後天性真皮メラノサイトーシスでは麻酔なしでは痛いです。照射部位の事前の局所麻酔が必要です。

Q8、しみの治療は光とレーザーのどちらがよいのですか?
A8、光治療は数回の施術で徐々に薄くしていくものですが、レーザー治療は既述のごとく概ね一回で終了です。しみの大きさ、個人の希望にもよりますが、標準的な治療はレーザーです。

Q9、肝斑は治療できますか?
A9、結論から言うと出来ません。最近、ロングパルス、低フルエンスで増多しているメラニンを除去する方法もあるようですが、一時的で治療の本質にはなり得ません。肝斑の本質は慢性の過刺激性炎症性色素沈着症と考えられるので、レーザー刺激でますます炎症が強く出て結果的に色素沈着は増強してしまいます。光治療と同様に禁忌です。

Q10、しみにもいろいろあるのですか?
A10、はい、しみを主訴に来院される人のほとんどが日光性色素斑です。その他後天性真皮メラノサイトーシス、肝斑、そばかすなどですが、これらが2つないし3つ合併している人もいますので、最初の診断が大事です。

Q11、治療費のことですが、一個で1万1千円ですか?
A11、いいえ、個疹の直径の総和です。10ミリ以内が1万1千円です。4ミリと5ミリの2つならば10ミリ以内なので、同時に2つ治療出来ます。